はてなブログの決め手
私はとある分野で作家として活動しているが、製作期間中はとにかく無駄に鬱っぽくなりやすい。
本当に、馬鹿みたいな、箸が転がったみたいな事でも鬱る。
気晴らしにTwitterを覗けば友人のツイートに、あれ?これ私のことかな?なにか気に食わない事でもしてしまったかなといちいち謎に気に病む。ツイートしても「あ、こんなツイートダサいかも…」とネガティブ拗らせて過去ツイートまで遡って削除したり。
極め付けは憧れの作家さんと友人が親しくリプなんか送り合ってるのを見て、たまらなく泣きたいような、逃げ出したいようなどうしようもない焦燥感に襲われて、死にたくなったりしてる。
まぁそんなことはどうでも良くて。
この鬱の矛先が友人に向かい、それが憎悪にメタモルフォーゼされる寸前で、この自分の中に渦巻くドス黒いクソみたいな感情を何処かに発散するべきだと思った。
そこで私が取り組んだのが新しい趣味を探すということ。
とにかく作家とは別のベクトルで夢中になれることが必要だと判断した。
要は暇なのだ。ひたすらに退屈でぴえんなのだ。
元来飽きっぽい私はどんなことなら無理なく続くのか模索した結果、ブログに没頭することにした。
絵を書いたりお菓子作りをしたり、パン教室に通ったり陶芸も視野に入れたが、一番お金がかからず自宅で簡単にできる点が引きこもりにはデカかった。
自分の発信を不特定多数に閲覧される可能性というのも魅力的だった。
よしじゃあそうしようと決めた時、サービスをどこにするか。
今流行のnoteが一番に頭に浮かんだ。
Twitterを主として活動内容を発信する私が目にする機会が多いからだった。
しかしnoteを日記のように気軽に毎日ポンポン上げている人を私は知らない。
私は数多のSNSで羨望の眼差しを得ている 手作りごはんのほっこりナチュラリストポエマーや丁寧な暮らしに対してだけ意識高い人々 のことを『無色透明系』と勝手に名付けそう呼んでいる。
noteはそう言った無色透明系の人たちや著名人がお洒落に活躍する場であって、生ゴミの思いの丈を思った時に好きなだけ発散するには少々居心地が悪い気がした。
だからと言って某海老なにがしのように、いっときの高橋英樹のように、アメブロで一日数回の記事アップもなんとなく私のポリシーと違う。てかアメブロはなんか恥ずかしい。ダサい気がする。
FC2ももちろん候補に上がっていた。何しろ作家としてはそこで発信している。
でもFC2ってなんか垢抜けないのよね。なんなのかしらあのほんのり薫る芋くささ。
なんとなくそれが嫌で除外した。
そのほかにもlivedoorやSeesaa、いろいろ検討した結果、はてなブログに落ち着いた。
はてなの少しスタイリッシュで尖ったつもりで悦ってる人の掃き溜め感が今の私にしっくりきている気がした。
今日私は作家としては一切机に向かっていない。その代わりどうしようもない程下らない記事を二つ書いた。
けど少し心が晴れた気がした。