いわゆる
所謂「作家」というものをしている。
その分野のどんなことかは伏せるが、割とニッチで一度でまぁまぁな収入が得られる。
最近その作家活動について、本当に向いてないなと感じている。
元々器用貧乏で、やってみたらそこそこうまく出来た程度で始めた。
よく分かってないまま、こんなもんだろうと続けてきた。
でも私は別に作品作りをしていないと、自分を表現していないと死んでしまうというような人種ではない。
むしろ気がついたのは、他人の作品をいつまでも羨んでいるということだ。
自分の作り上げたものより人の物の方が上等に見えるし、自分の作品が貧相で乏しいものに感じてしまう。
それで最近は作ることが本当に億劫になってしまって、どうにかこうにか作業場に自分を括り付けている状態で、本当に苦痛だ。
それでももう少し、続けられそうな方法を模索していこうと、だましだまし、ずるずるとこんな感じになってしまっている。
潮時なのかな。
今自分がさまざまな別れ道の前に立っているように感じる。
どの道が最善で最悪か、分からない。
あまりにも分からなさすぎるから、とりあえず自分が振る舞いたいように、好き嫌いで選ぶのも悪くないのかも知れない。